トランプ氏と事実や科学で対立、辛かったと述懐 ファウチ所長。

  • ファウチ氏がトランプ政権下で経験した辛さを振り返った/Patrick Semansky/Pool/AFP/Getty Images

ファウチ氏がトランプ政権下で経験した辛さを振り返った/Patrick Semansky/Pool/AFP/Getty Images

(CNN) 米国の新型コロナウイルス対策の推進役の1人であるファウチ米国立アレルギー感染症研究所長は21日までに、トランプ政権下での自らの処し方に触れ、事実や科学的な知見に基づく姿勢を保つことはたやすくなかったと振り返った。

米ハーバード・ビジネス・レビュー誌との会見で述べた。「全米向けテレビ放送の前でトランプ大統領と矛盾する発言を示すのは愉快なことではなかった」と指摘。「喜びなどなかった」と述べた。

同所長は、自らが奉仕する政権が誰に率いられてあろうとも真実を告げることを信条にしていたとも述懐。

トランプ政権下での体験に言及し、大統領が語るかもしれない事柄と感情が絡まず事実に基づいた行動を示したとしても直接的な対立の立場にしばしば追い込まれるようなことは特に辛かったとし、そういう自らの姿勢を貫くのは容易ではなかったとまとめた。



トランプ米大統領、ファウチ氏は「大惨事」

(CNN) 米国のトランプ大統領が選挙陣営のスタッフへの電話で、新型コロナウイルス対策の陣頭指揮を執る米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長について、「ばか者」「最悪」と酷評していたことが20日までに分かった。このほか、国民はパンデミック(ウイルスの世界的な流行)の話を聞かされるのにうんざりしているとの見解も示した。

米国での新型コロナの死者数は21万5000人超に達している。

当該の電話は、遊説で滞在したラスベガスのホテルからかけたもの。その中でトランプ氏はいら立ちをあらわにした口調で、ファウチ氏をはじめとする保健衛生の当局者らを「ばか者」と非難し、米国はコロナ禍の災厄から脱却する準備ができていると明言した。ただ感染者数は現在再び増加しており、専門家らはこれから最悪の事態が訪れると警鐘を鳴らしている。

トランプ氏はまた根拠を示すことなく、仮にファウチ氏の言うことを聞いていれば米国で50万人以上が死んでいただろうと主張。米国民は新型コロナについて聞かされるのにうんざりしており、「いいから放っておいてくれ」という気分でいると語った。

続けてファウチ氏を「ナイスガイ」と評する一方、要職に就いている期間が極めて長いことにも言及した。

トランプ氏のアドバイザーの1人は、上記のコメントについて「賢明ではなかった」と指摘。大統領選まで2週間というタイミングでコロナ禍の話題に触れ、ファウチ氏を攻撃したことに懸念を表明した。

ファウチ氏は1984年から米国立アレルギー感染症研究所所長を務め、現在はホワイトハウス内の新型コロナ対策チームのメンバーでもある。トランプ氏が電話をかけていた同じころには全米医学アカデミーの主催する授賞式にオンラインで出席し、「反科学的な風潮」が社会の特定の領域に存在していることを危惧するスピーチを行っていた。


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