イギリスで感染拡大の指標「R」が「1」超える 若者の感染も。

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 イギリスの保健当局は11日、新型コロナウイルス感染者の実効再生産数「R」が、3月以降で初めて「1」を超え、1から1.2の間になったと発表した。高齢者だけでなく、若者の間でも感染が広がっている「気がかりな兆候」がみられるという。ただし、パンデミック初期よりも新型ウイルスの治療法や治験が改善しているため、死者数は以前よりは少なくなるという専門家の見方もある。
 実効再生産数を意味する「R」は、ウイルス感染者1人が次に何人に感染させるかを示している。
「R>1」、つまり1超になれば、1人の感染者が複数に感染させるため、流行は拡大する。
イギリスではこの日、新たに3539人の感染が確認され、前日から600人増えた。
4月の流行ピーク時に比べればなお少ないが、イングランドで数千人を対象した調査によると、感染者は7~8日で2倍に増えている。
この調査ではまた、イングランド北部を中心に、特に若い世代で感染が広がっていることも明らかになった。
イングランド公衆衛生庁(PHE)のイヴォーン・ドイル医療主任は、新規感染例の大半を若年層が占めているものの、「若者よりも重症化リスクの高い高齢者の間に、気がかりな感染拡大の兆しが見え始めている」と指摘した。
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 PHEの報告書によると、イングランド北西部に住む85歳以上の高齢者の間で感染が「特に急増」しており、入院するケースも増えているという。
一方で、新型ウイルスで現在、入院治療中の人は863人と横ばいで推移しており、うち人工呼吸器が必要な患者は78人にとどまっている。
イギリス政府は先に、感染拡大を食い止めるため、週明け14日から屋内外での7人以上の集会を禁止すると発表した。
「6人ルール」と呼ばれるこのルールは当初イングランドが対象だったが、独自の対策を進めているスコットランドやウェールズ、北アイルランドでも実施されることになった。
警察は、制限が始まる前の今週末を「パーティー・ウィークエンド」と位置づけ、あえて遊びに出る人が増えるリスクがかなりあると警告している。
イングランド・ウェールズ警察連盟のジョン・アプター会長は、感染が拡大しているこの時期に集会を開くことは「非常に無責任」だと述べ、必要な場合には罰金を科すことも「いとわない」と話した。
こうした中、イギリス各地で個別の感染対策も進んでいる。
イングランド中部バーミンガムでは、感染増加を受けた新しい制限が始まった。
スコットランド西部では175万人以上が厳しい制限の対象となっているほか、西部ウェールズでも14日から店舗内でのマスク着用が義務付けられる。
一方、6月末以降、制限を強化していたイングランド中部レスターでは、15日から企業に対する要請がイングランドのほかの地域と同水準まで緩和される。
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 15万人を対象にインペリアル・コレッジ・ロンドンが主導したイングランドの調査では、8月と9月に「感染が加速」していることが明らかになった。
特にイングランド北西部、北東部およびヨークシャー州で流行拡大がみられた。
年齢別で最も感染者の増加率が高かったのは18~24歳の若年層だったが、65歳までの全ての年齢グループで増加していた。
この調査を主導したポール・エリオット教授は、「新型コロナウイルス感染において気がかりな傾向」が明らかになったと説明。「キーワーカーだけでなく」イングランド全域で感染が急速に広がっていると指摘した。
また、この増加は検査を増やしたことだけで説明できるものではなく、「地域で流行が起きている」証拠があると述べている。

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