新型コロナウイルス感染症回復後の細胞性免疫 [医療のトピック]

コメント 2020-07-03 100508.png
 先日は新型コロナウイルス感染症後に、身体で産生されるウイルスに結合する抗体が、数か月以内に陰性化する事例が少なからず見られる、というちょっとショッキングな報告をご紹介しました。
この現象は、抗体が陰性化した患者では、すぐにでも再び感染する可能性がある、というように思われがちですが、必ずしもそうではありません。
人間の身体がウイルス感染に対処して産生する免疫には、抗体産生に関わる液性免疫以外に、ウイルスに特異的に反応するリンパ球を産生する、細胞性免疫も同時にあるからです。

液性免疫と細胞性免疫というのは、感染予防の両輪で、通常は同時に賦活化されますが、その予防効果は必ずしも同時に低下する、というものではありません。一般的には液性免疫(抗体)よりも、細胞性免疫(メモリーT細胞)は長く持続すると考えられています。

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